この記事を見て、最近考えていたことを思い出したので書いてみる。
サービス業の生産性が低いのは、サービス業が物体ではなく”サービス”という形にならないものを作り出す仕事だから、だと思うがもう一つ。
客がめちゃくちゃうるさい。
これだ。これに尽きる。
文句が多く、少しのミスも許さず、細かいことで一々口出しし、こっちは金を払っているんだからと横暴な態度を取り、少しのミスに付け込み”誠意”を要求する。
だいぶオーバーだが小五月蝿い姑とかを思い浮かべてもらえればわかりやすい。ああいうウザさ、うるささと言うものを日本人は持っている。
当然、そいつらの対応は面倒で、対応しなくて済めばいいのだが中々そういうわけにもいかず、結局事が起きてから対処するよりも事が起きる前に対策を打っておくほうがラクなので、結果として必ずしも必要とされるわけでもないサービスを余裕を持って過剰にしておかざるを得ないのだ。
つまりこのような日本人の人間性が無駄なサービスを生ませ、無駄な仕事を発生させ、守らなくても良い期限に必死になり、結果として定時で仕事が終わらないことへ繋がり、そしてそこで溜まったストレスが大なり小なり小売や下請けなどの発散しやすい所で発散され、それの対策としてまた無駄な仕事が増えていくのである。
最近は「日本のサービスは凄い!我が国も見習いたい!」っていう外人がよくいるが、こういう背景を考えると日本のサービスの高さは決してポジティブなものではなく、ネガティブの結晶なのであるということを考えると、日本のサービスにはとてつもない嫌悪感を感じざるを得ない。吐き気がしそうなくらいに。
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