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ダンボール戦機 爆ブースト

www.danball-senki.jp

 ダンボール戦機1作目の完全版、と言う立ち位置の爆ブースト。なので、実質この無印&完全版とWの2作でダンボール戦機は終わっています。WARS?知らない子ですね。

 

 で、肝心の中身だけど、良くも悪くもお子様向け。なんかどこかのブログで全く同じこと書かれてた気がするがw

個人的にはガンダムブレイカーが内包する問題点をそのまま繰り返してしまっている、と言う感じ。

好きなパーツを組み合わせてオリジナルLBXを組み上げて、自分のスタイルで戦え!っていういわゆるこのゲームの売りとなる部分を、このゲームのシステムが妨害している感じ。

頭部、胸部、脚部などのパーツ自体にレベルが存在しているため、お店に並んでいる新しいLBXよりも、ずっと使ってきた今のLBXの方が強い、っていうのがザラにある。おまけに主人公機はそもそも強い。そのためLBX本体をカスタマイズする必要が実質ほとんど無い。

得意属性や弱点属性、スピードなども確かにあるが、後述するアクション面でのぬるさのおかげで”正直気にしなくてもどうとでもなる”。またそうやっていろいろ考えても結局はレベルを上げなければ使い物にならないので、やっぱり色々考えてカスタムする必要が無い。

 

 アクション面もさまざまな遠距離武器や近距離武器が混在する、一見なかなか面白そうな状況ではあるが、最終的には片手武器と盾が一番安定してしまう残念加減。

ガンダムvsシリーズのように近接武器に特にリスクがない為、突っ込んでいって斬りつけてダウンを奪い、無敵時間が終了するまで盾構えて待ってる、という戦法が一番ダメージを抑えつつ無駄なくダメージを与えられてしまう。

また盾が優秀なのか盾無時のガードがゴミなのか、盾の有無で防御時の被ダメに大きく差があり、盾を持たないという選択肢も事実上無い。

遠距離武器もあるにはあるが弾速が遅く予測射撃も正確なことから、ジグザグ歩きで簡単に回避が可能。しかも距離が遠ければ遠いほど威力が増す…つまり近かったら意味がない武器なのだが、じゃあ遠かったら当たるのかといえば他のゲーム同様遠かったら当たらないので遠距離武器の優位性があまりない。

武器を二種類持っていってその場で切り替えられるのだが、ボタン配置が悪いせいで使いづらく、またなんとなく反応も良くない為、スキを作ってまで武器を切り替える利点がない。

 

 そうなってくると選ぶ機体も選ぶ武装もかなり狭まってくる事になり、結局パーツも武器もわんさかあるのにいつ戦っても代わり映えしない内容になってしまう。

俺はこのLBXが!この武器が!超絶好きなんだ!って言うこだわりがあって、それを貫けばなかなか骨のある難易度になるだろうが、そこまでシビアなアクションシステムではないので、プレイヤーのゲームスキルで補うことは難しく、結局アイテムだよりになってしまい、こだわりを持ってプレイするプレイヤーがそれを楽しめるとは思えない。

 

 システム面でもあまり快適とは言えず。戦闘に入る前にカスタムするか?みたいな画面になるのだが、この人と戦うぞ!って時はもちろん、歩いていてエンカウントする(びっくりすることにこのゲームはRPG同様、ダンジョンを歩いているとエンカウントするするのだ)時にも出る上に、その前後にロードを挟むためテンポが悪い。おまけにエンカウント率が非常に高い。

そのくせこれと言って戦略性やテクニックを問われる戦闘ではないのでなんとなく物足りないつまらないし、どう頑張っても1分弱はかかるのでテンポが悪い。

LBXのカスタマイズも、画面が2つもあるのに現状のパーツと変更後パーツのスペックを見比べられないとか、外したりするために押すボタンがそれぞれで異なっていたりとか、ネーミングやグラフィックからどれが何なのかがよくわからないとか、あまり褒められたものではない。

またストーリーというものがあり、そして困ったことにこのゲームの主軸がアクションではなくストーリーにある、つまりRPG的な部分にあるということもあり、足の遅いキャラクターでそこそこの距離を移動しなければいけなかったりして面倒というかテンポが悪い。その上ストーリーが面白いかといわるとそうでもないというのも難。

 

 じゃあ対人戦なら面白くなるんじゃないか、ってとこだけど、やったことはないので正直わからんが(おい)パーツにレベルが存在し、キャラクターのレベルでもLBXの性能差が出てきてしまう以上、レベルが高いほうが勝つ事になり、ポケモンならともかく対戦アクションゲームでそうなってしまっては面白いものではないだろう。

じゃあLBXや武器を特定の範囲に限定して対戦しよう、ってのなら対戦アクションゲームとしては成り立ってくるだろうが、子供がそこまでフェアな勝負にこだわらないだろうし、そうなっては売りであるカスタム性もなくなってしまうので、このゲームをあえてプレイする理由がなくなってしまう。

 

 

 そんな感じで、せっかくの個性を様々な要素が全力で阻害しに来ている、そんな印象を受けたのがこのダンボール戦機だ。

これが子供向けゲームだからなのかレベル5だからなのかは何とも言えないが、今後レベル5のゲームを買うことはもう無いだろう。

ターゲットから明らかにずれているので今まで特にプレイしてこなかったが、これで完全にレベル5のゲームは別にプレイしなくてもいい、という判断ができる。

正直この手合のゲームや、こういう世界観はいいおっさんになってもなんとなく好きなのである。ミニ四駆のレッツエンドゴーとかね。お手軽に、簡単に、なんとなくだけどそれなりにごっこ遊びができる、そういうところがこの手の子供向けゲームの最大の利点なのだが、レベル5はそれを作るのがあまり上手ではないらしい。

 

 LBXのデザインとかかなり好きなのだが本当に残念。なんだこんなもんか。というのが最終的な感想。

パーツとキャラクターのレベルの排除、遠距離武器の調整、盾やガード周りの調整、RPG的部分をもっと切り捨てる、等ちょっと作り直せば結構いい線いくと思うんだけどね。コアのカスタムなんかはすごくいい要素だと思うし。

まぁアーマード・コアですら難儀していることを考えるとレベル5になんとかできるはずもなく。多少割り切ってしまえばよかったのにそれも出来ず。元の企画ではRPGだったらしいのでそれを悪く引きずってしまったか。

改善の余地は色々あって良くなる余地も十分にあるのだがレベル5はシリーズの維持が下手くそでもう切られてしまっているのも残念なところ。

ただ、レベル5がやったからこそアレだけのプラモが世に出てきてくれたわけでもあるので、そういう意味では非常に評価できるシリーズであるとも言えるのではないだろうか。