Punk&Game

俺の記事を読め! 社会派サブカル悟り世代バラエティーPunk&Game、ごらんのブログで更新中☆

暴走する世論

江東区OLバラバラ殺人 犯人の歪んだ性遍歴


確かにコイツは悪いことをした。許されないことをした。
でも、だからといって何を言っても許されるわけではない。


どうも最近、ネットもテレビも、被疑者に対する態度があまりにひどい気がする。感情的というか。
確かに相手は犯罪者だけどさ。だからって、死刑にしろとか、逆さづりにしろとか、死んでしまえとか、なんでそんな言葉を平気で書けるんだろうか。そして、それを許容している現在の世の中も気味が悪い。

そういうことを平気で言っている自分に対してなんとも思わないんだろうか?そういう言葉が当たり前のように溢れていることに何かを感じることは無いんだろうか?

記事のコメントで「人が狂気と化す因子とかあるのかね。」なんて言葉があったけど、こういう世の中を見ていると、むしろ世間の大多数の人間の方が一気に狂気と化す気がする。



ARMSでは「スナークハント」という名の作戦があってだな。まぁ、これは説明するより、実際にARMSを読んでもらうとわかりやすいんだけどさ。

スナークハント
中東の小国カダスの軍事独裁政権から民衆を解放した革命戦争があった。
だが1987年、独裁者は再びその首都を革命政府より奪還する。
その方法とはまずカダス首都を空爆によって通信と交通を外部と遮断し、孤立化。
民衆の恐怖と怒りを煽り、その矛先を革命軍の首謀者たちに向けさせ、
英雄として迎え入れたはずの革命家たちを民衆自身の手によって虐殺させる。
そして最後にはそれを知る市民を中性子爆弾で焼き殺した。
これがガミン将軍に命じられたガウス・ゴール大佐が発案・実行した
人の尊厳を踏みにじ非常な心理作戦、スナーク狩りである。(フィクションです)


大事なのは中部の「民衆の恐怖と怒りを~」って部分なんだけど。
民衆なんて恐怖と怒りをちょっと煽っただけで、民衆を解放した、いわばヒーロー的存在である革命政府を殺してしまうんだ。

今の世の中もちょっと危ない。今のところ、テレビやネットの中だけですんでいるけれども、誰かが実際に行動を起こし、その周囲の人たちが仮に同調してしまったとしたら。しかも、相手は犯罪者とくればなおのこと同調もしやすい。現に、犯罪者家族に対しての中傷が結構あるらしい。それをテーマにした映画も近々公開される。
スナークハントとは少々状況は違うけれども、同調する人間さえいれば、思いのほか残酷なことも平気で出来るもんだ。


自分がやっていることをもう少し考えて欲しい。犯罪者になら何を言っても良いのか?何をやっても良いのか?


ネットにしろ、マスコミにしろ、周囲の意見に流されやすい人は気づかぬうちに己の手を血で染めてしまうかもしれない。