Goin'にMy Way.

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音楽の必要性

日本の音楽業界が低迷した一番の理由を考察してみたんだが…

文字通りで取るなら、テレビというメディアに露出させる音楽を作っている奴らのレベルが落ちた。媒体がCDからデータに変わり、単純に「CD」の売り上げが落ちた。娯楽や好みが多様化し、ひとつのものがバカ売れという異常事態が無くなった。“音楽”を趣味とする人間の人口の少なさ。と言った部分だろう。




実際問題、音楽業界っていうよくわからん範囲の世界がどうなっているかは知らんけど、一番の部分は“音楽というものを必要としている人間がどれだけいるか”ってことなんじゃないか。

俗に言うJ-POPってテレビやラジオでよく流れてくる音楽は、ドラマや映画なんかと同じようなもんなんだよね。要するにテレビという巨大メディアから放出される娯楽の一種でしかない。


あなたに問う。あなたにとって、ドラマや映画、バラエティー番組はあなたの生活に無くてはならないものですか?たとえテレビという機械がなくなってもあなたはそれを欲しますか?


大概の人間は「否」だろう。俗にこの日本で言われている“音楽”なんてものは所詮そんな程度のもの。テレビが衰退していけば一緒に衰退してしまう。それくらい、音楽というものに真剣に向き合ってる人は少ない。


けど、一部の人間は、音楽が生活の中でなくてはならないものと捕らえている。おそらくその規模は、スポーツやゲーム、小説、映画等々を主に趣味とし、受動的ではなく積極的にそれらを探し取り入れようとしている人達と同じくらいだろう。

売り上げが大事な商売という観念で見た場合、こういう少数派を相手にするのは分が悪い。分が悪いし、適当なクオリティでは納得してくれない。だから、そうでない大部分の人間に対しテレビというメディアを使って当たり障りの良いような曲を何回も何回も聞かせ、何とか気に入ってもらうってやり方をやってる。





おれが思うに、「音楽業界」は衰退しても「音楽」は衰退しない。そこにはたとえ少数であってもソレを理解し、評価してくれる人達が必ず居るから。ただそれが、売れるか売れないかといえばまた別の話。


音楽に対する価値観は人それぞれであり、音楽好きが普通の人間にソレを押し付けるのもおかしな話であり、普通の人間が持つ音楽に対する価値観もまた間違っているわけではない。




ってかぶっちゃけ、本当に音楽が好きな人が“音楽業界”を心配してもしょうがないんだよね。音楽というものの捕らえ方が全く違うのだから。
イデアが出尽くしたとか米があったけど、商業音楽としてのアイデアは出尽くしたかもわからんけど、音楽としてのアイデアは出尽くすことは無いと思う。デザインとアートの違いに似てる部分があると思うな。


個人的にはテレビに出ない“音楽”の方が俄然面白いし、知り尽くせないほどたくさんのアーティストとそれぞれの音が存在する。だから、本当に音楽が好きなら自分で探せばいくらでも楽しめる部分がある。だから別に音楽業界の低迷を心配する必要な無いと思う。




「最近のJ-POPはクソだ」なんてほざく暇があるなら、自分が気に入る音楽を探せば良い。テレビで流れる音楽なんて本当にごく一部分だったんだということに気づくだろう。自分が知っている音楽がいかに狭いものだったか気づくだろう。日本人はテレビへの依存度が高すぎるから、そういう人は殆ど居ないだろう。そうやって自分で自分の気に入る音楽を探し、そこに金を落とすようになれば“音楽”というものは絶対に衰退なんかしない。



ひとつ小言を言わせてもらえば、そういう本当にすばらしいものに見向きもせず、売れるか売れないかで判断して音楽業界人気取ってるような奴はマジでどうにかなった方がいい。ま、ランキングなんて気にしている時点で音楽業界だの音楽云々を語る資格は無い希ガス。売れる売れないのはなしなら良いけどさ。



それにしてもCDは高いよね。輸入版とか全然安いのに、邦楽のアルバムって何であんなに高いんだろうな?ミニアルバム1500円、アルバム2000円っていうインディーズ並みの値段に出来んものかね。misonoのアルバムとか欲しいけど、そこまで金出すのも気が引けてまだ買ってないし。そういう部分もあるんじゃないのかなぁ。

ま、音楽に限ったことじゃないけど、広告やブランドでぼろもうけする日本の仕組みをいい加減変える時期なのかもしれないな。そして、広告やブランドでしかモノを買わない日本人もいい加減どうにかした方が良いだろう。