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セインツロウ IV ウルトラ・スーパー・アルティメット・デラックス・エディション レビュー

人気クライムアクションゲームシリーズ、セインツロウの第4弾。2014年1月23日発売。
今回は大統領にまでなった主人公を中心に、地球を攻めてきた宇宙人との戦いを描いた一本。
日本版ではDLCが色々同梱されて発売されています。

今作は正直、”4”と銘打つにはちょっと…という感じがする。感覚としては3のDISC2って感じ。それぐらい3ですこれは。
まぁ、たまたま自分は3をやってたのが去年の9月っていう非常に最近だったから個人的にはそれほど否定的には捉えてないけど、3の発売が2011年だってことを考えると、正直「ちょwおまこれ3じゃんw」って言ってしまうのは否めないかなぁ。
ストーリーもなんだか作を重ねるごとにつまんなくなってきているような気がするなぁ。3もちょっとなぁと思ってたけど4はそれ以下かなぁ。クリアした後に3の方がマシかもと思ってしまったレベル。
というのも、ストーリーがなんのひねりもないってのがあるのかもしれない。宇宙人攻めてきました→ハイ倒しました、で終わっちゃうからな、マジで。もうちょっとなんか無いのかよとw
ミッションも前作以上にアクティビティづくしになっていて、正直アクティビティなんてもういいよと。ってか、アクティビティって好みなのかなぁ。自分は昔から嫌いでしたw何が面白いのあれ?って前々から思ってた。まぁその分各キャラクターのミッションはシリーズを知っていれば面白いものが多く、色々とネタも散りばめられていて笑えます。ま、少ないけどな。本当にメインだけ進んでったら速攻で終わります。こんなにメインミッション少ないのかよってレベル。おまけにひねりもないストーリーなので、如何に自分で楽しみを見つけていけるか、楽しめるのかってのが大事かもね。


とまぁ、ストーリー面では結構不満が残る今作ですが。ゲームとしては非常にストレスレスな作りになってて快適です。仮想空間だからという理由で結構ゲームっぽい部分が多いです。
例えば車を一々ガレージに持って行くまでもなく乗車時にボタン一発だったり、車両呼び出しも乗ってくるんじゃなくてその場に転送されたり、スーパーパワーで空高く飛んだり猛スピードで走ったりと、この手のクライムアクションゲームで面倒だった部分が「仮想空間だから」という部分を上手く使って解消されてると思います。
基本システム部分は3です。そこにスーパーパワーを追加しただけ。ほんとに3のまま。武器の強化とかもね。武器は増えてますが、これといって面白い武器はさほど無いかな?好みかもしれないけど。
スーパーパワーが今回の売りの一つというだけあって、スーパーパワーです(え?)。正直、走って飛んでは素直に便利だし楽しいし爽快です。ただ、いわゆる攻撃系のスーパーパワーがねぇ。地味というかありきたりだし、戦闘的にもあってもなくてもどっちでもいいような…って感じもします。まぁ、外人のこの手のパワーの発想はこんなもんなのでそこに文句言ってもアレですが。というか、現実世界に戻ればパワーは使えないし、後半によく出るようになる機械系の敵にはいまいち効かなかったりするしで、別にどうでもいいかな、と思ってしまう。

まぁとにかくゲームとしては快適にできているので、ホントにストレス少なくクライムアクションゲームを楽しくプレイできます。その辺はほんとに評価。たまに日本のゲームとかやるとイラッとするからなw
なので手軽に暴れて、手軽に放り出せる、そんな気軽に楽しめるゲームです。


あとはなんだろう。ほんと3そのままなので、アレと大して変わらないというかw
あまり新しいことに期待せず、3の延長線上でとらえてプレイしたらいいと思います。3のように無駄にキツイサバイバルみたいなのは無いので、DLCの武器や乗り物は別に無くてもいいかなぁ。というくらい、これといって苦労はしないです今回。
あ、そういえば曲が少ないです。乗り物に載っていなくてもラジオが聴けるのは非常にナイスなのですが、いかんせん局と曲が少ない…。これもだんだん減ってないか?
ファッションは増えたのもあるし減ったのもあるのでとんとん?まぁ大半は3でもあったものなので目新しさとしては少ないか。
スティルポートは特に変化なし。まぁ宇宙人が来てるぐらいなので敵母艦っぽいのとか、敵基地っぽい建物とかあるけど基本はほぼ変わってない。時間の概念がなく、常に夜なのでその辺は好みによって賛否あるか。個人的には常時夜なら常時昼が良かったとは思うかな。どっちでもいいけど。
ギャングの警戒度は、今回建物に入っても解消されないので、逃げるかMAX時に出てくるボス的なものを倒すか、街をウロウロしてる警戒度をゼロにする敵を倒すかで0になる。このへんも好みかなぁ。だらだらといつまでも追っかけられるのも面倒なのでこういう仕切り直せるシステムは自分は好きです。まぁ連打は面倒だが。
武器は改造による見た目の変化はないけど、スキンが数種類用意されているので好みの見た目に出来ます。ネタ武器もあるけど正直使いづらいので、自分は結局ハンドガンとエイリアンライフルしか使わなかったかな。
スーパーパワーは正直どれもなんだか使いづらくオレツエー感は少ない気がする。結局あの波動拳は撃てないんだろうか…。
そういえば画面のエフェクトがうざい。仮想区間っぽくするために建物でも人でも乗り物でも、たまにモザイクが掛かるエフェクトがしょっちゅう眼に入るんだけどそれが思いの外うざい。通常のオプションでも消せないのでなれるか諦めないと辛いかも。
登場キャラは、お前が!?っていうのからやっぱお前だよ!的なものまで、基本的には今までの登場人物です。敵でも懐かしいのが出たりするのでその辺は結構楽しめる。ジョニーに関しては「ご都合主義だろ」とも言えるし、それも含めてセインツのネタなのかなとも思う。自分は後者だけど。
途中の2Dアクションが地味に楽しい。アレだけ1本のゲームにしてくれてもいい。


そんなとこでしょうか。
まぁ、前作もそうだったんだけど、やっぱり短くて暴れ足りないんだよねぇ。「あ~暴れた暴れたw」ってよりは「え?終わり?物足りない…」って感じが強いよね。周回プレイするもんでもないし、ボリュームというかもっと満足感が欲しかったかな。ほんとに3と4でやっと一本って感じ。
とはいっても手軽に暴れられる良いゲームではあるのでセインツとジョニーが好きな人はプレイしてみてもいいんじゃないでしょうか。