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突撃!! ファミコンウォーズVS

突撃!! ファミコンウォーズVS

突撃!! ファミコンウォーズVS

 

 ファミコンウォーズシリーズからWiiではこの突撃!! ファミコンウォーズVSがリリースされました。10年前ですか…そうですか…。

 

ファミコンウォーズ自体を自分はよく知らなくて、このゲームも情報を見る限りリアルタイムストラテジーかな?というイメージだったんだけど、なんというか…戦略要素を多少濃くしてアクション面はちょっとライトにしたようなアクションゲーム、といったところか。

シミュレーションゲームのように、だだっ広いフィールド内の各所に点在するユニットを指示、操作する、というもの”ではなく”、操作する自キャラを中心に、歩兵や戦車、戦闘機、戦艦などが1部隊として行動し、各ユニットに操作を切り替えたり支持を与えることによってゴールを目指す、といった感じのゲームになっている。

これが正直自分としては一番ショックでがっかりだった部分。結局、今まで1種類だった仲間が他種類に増えただけ、なんだよね。

 

 ミッションをこなしていく上での自由度もあまりなく、基本的に勝てる戦法や戦い方は自ずと決まってきており、自分で操作するのか指示を出すのかくらいの違いでしかないのが非常に残念。部隊の編成も自由には決められないし、補給もそれが存在するステージにしかない。例えば、歩兵のみで攻めるぜ!とか空から攻めるぜ!とか海から攻めるぜ!とか自分で作戦を考えて実行はできない。陸から行きましょう。戦艦が到着したので援護します、といったようにシチュエーションが既に固定されている。

補給も基本的には無く、ステージによっては補給が入る場合もあると言う程度。そのくせユニットを下手に消耗してしまうと詰んでしまうので、ミッション途中でも「あ、あのユニットがやられてしまった。もうクリアできね。」という状況になってしまい、これまた指定の攻め方でないとクリアできない仕様でがっかり。

というのも、各ユニットがジャンケンのように相性があり、得手不得手がかなり顕著。弱点の敵ユニットにあたってしまうと対処や撤退をする暇もなく瞬殺されてしまうので、実は後出しジャンケンではとても間に合わない。マップからこの先に陣取っているユニットを覗き見て、それに対応したユニットを向かわせて苦手なユニットは逃しておく、ということを常に接敵する前に行っておかなければならず、なんだか出題される問題を事前に知っているテストを受けるみたいでつまらない。

まぁ自由度が高そう、という知らなかったゆえに無意識にハードルを上げてしまっていた、ということもあるんだろうと思うんだけどね。

 

良かったところは…なんだろうかw雰囲気とかかw ディズニー的な軽さというかデフォルメ感で戦争ごっこをやっている、そんな感じのイメージだろうか。これは完全に好みの問題だね。ただ昨今のリアルゲームは暗いし無駄に情報量が多いので、これくらいライトな方がラクで良いです。

 

 そう言う意味ではやはり戦争ごっこゲーム、というのが一番しっくり来る評価だろうか。ごっこであるがゆえの良いところもあるし物足りない部分もある。任天堂のゲームであると言う時点でその辺りはなんとなくお察し出来るだろうと思うが、まぁそう言うゲームであると。

つまらないわけじゃないんだけど、ちょっとハードル上げすぎたかな、といった感じ。やっぱり任天堂のゲームはラクでいいけどどこか物足りないんだよなぁ…と再認識したゲームでした。