Goin'にMy Way.

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つくるひと



管理する側ってのは得てして大体高給だったりしますが。

管理するされるってのはあくまで職種の違いであって、偉い偉くないの違いではない、と俺は思います。
例えば、編集者と漫画家。漫画家は漫画を描く仕事。編集者はそれをまとめて出版する仕事。どっちも偉いです。しいていえば、実際にモノを創造している漫画家の方が偉いはずだともいえます。
しかし実情は…。
このあたりにも世間が「モノを作る人」をどれだけ軽視しているかわかります。


例えば、広告代理店。結構誤解されている方が多いですが、広告代理店というのは広告の枠を新聞社やテレビ局から買い、それを広告を出したい企業に売るというのが仕事です。それに付随して、ブームをねつ造する企画を練ったり、広告を制作する制作会社等に指示を出したりします。要するに、実際にモノは作ってないんです。現にデザインのデの字も知らない人がいっぱい居ます。
で、この広告代理店。要らないといえば要らないんじゃないかななんて思ったりします。広告を出したいと思ったら、代理店を通さずに、新聞社やテレビ局へ行き、「いついつの広告枠をください」といって買えばいいんです。で、制作会社に刻々制作を依頼するなり、自社で広告を作るなりすれば、それで完了です。ほら、いらない。

とはいうものの。彼らもプロです。良い意味でも悪い意味でも彼らは上手く民衆を動かします。そういう点においては、お金を払うに値するかもしれません。彼らもそういう見えないものを創造している訳ですし。

ただ。だからといって下から搾取していいことにはなりませんし、別段彼らが特別偉い訳でもありません。その辺をどうも勘違いしている人が随分多いなと思うことが多々ある訳です。

昔の言葉に「士農工商」なんて言葉がありますが、この時代はモノを作る人の地位が高かった。ところがいまは「公商工農」になってしまっている気がします。この地位の低い二つが無くなると社会が崩壊します。国産食料は無くなり、工業製品や、映画などの創作物、家電などあらゆる製品が無くなります。そうすると、それらを扱っている商の人も、扱う商品が無いのですから当然職を失います。そして、税金で給料をまかなっている公は当然のようにつぶれる訳です。
今の生活はモノを作ってくれる人が居るからこそ成り立っているのです。流通も大事な要素ではありますが、流すものがなければ意味がありません。今、パソコン又は携帯の前でこのブログを見ることが出来るのも、モノを作ってくれる人たちのおかげです。
パソコンを作ってくれる人が居て、座っている椅子や机を作ってくれる人が居て、家を作ってくれる人が居て、服を作ってくれる人が居て、ネットワークを作ってくれる人が居て、システムを作ってくれる人が居て、コンテンツを作ってくれる人が居て、食べ物を作ってくれる人が居て、それでようやく今の生活が成り立つんです。

そういうことを改めて考えて、生活してみるのもいいのでは?