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知ってますか?ドレスコード。その2

記事 大石哲之2014年04月10日 21:51なぜみんな黒スーツを着てしまうのか?黒スーツにみる「礼儀正しい」と「フォーマル」の違い

この人はどうも、就活生が黒いスーツを着ているのが許せないらしいwアオキとかマスカットとかに殴りこみにでも行けばいいのに。
それよりも、どうもこの人のドレスコードの認識が少し違うような気がする。

この人はドレスコードとして、ブラックタイ、ビジネス、カジュアルの3つを上げている。
が、調べてみると少し違う。


ドレスコード(フォーマルウエア) <役に立つ礼装>
ドレスコードとは?
多少差はあれ、基本的にドレスコードとは正礼装、準礼装、略礼装の3つ。
これらの呼び方がなかなか違っていて、フォーマル、セミフォーマル、インフォーマルの3つだったり、
昼夜で呼び名が変わり、正礼装の昼がモーニングコート、夜がホワイトタイ。準礼装の昼がディレクターズスーツ、夜がブラックタイ。略礼装がダークスーツ、ラウンジスーツとなっていたりする。
まぁいずれにせよ、正礼装、準礼装、略礼装の3つが基本であるという部分は変わらない。着るスーツも名称は違っても内容は一緒だ。

ちなみに、ジャケットでノータイでチノパンなドレスコードはスマートカジュアル。カジュアルにはカジュアルエレガンスというのもあるので、「カジュアル」だけ言われても正直どっちかわからないよ。


話を戻すと、彼の言っているブラックタイ、ビジネス、カジュアルは正礼装、準礼装、略礼装には当てはまらない。
ブラックタイは正礼装ではなく準礼装(しかも夜)だし、ビジネスアタイアというドレスコードがあるがこれは準礼装とも違う。ドレスコードでいうカジュアルは略礼装未満だ。
どちらかと言うと、彼の言っているブラックタイ、ビジネス、カジュアルは準礼装、略礼装、それ以下のというのが近い。
ターゲットは学生なのかもしれないが、だからといって微妙に違うことを「これがドレスコードだ」と言って教えるはどうなんだろう。
ちなみに、色についてはよくわからん。イマイチ明確に記述されているところがないので、彼の言うようにブラックであるということがそこまで常識はずれかどうかは正直わからなかった。



とまぁ、ドレスコードについて多少は知ったところで事の発端だが。
もともと、就職活動をしている学生に対し「面接は私服で」という一言が双方のすれ違いをまねき、最終的には企業の罠であると言われるまでになってしまったのが始まり。
とは言っても、ここまで読んでもらえればわかると思うけれど、ドレスコードに「私服」と言うものはなく、これといったドレスコード的な言葉がどこかに記載でもされてなければ、そりゃ私服で行くってしまうのも仕方ないわけで。

ぶっちゃけ、たかが学生が「面接は私服で」という一言から「リクルートスーツでなくて、ブレザーや、綿ジャケットや、シャツの柄も色も自由ですから、そのかわりジーンズ以外の長ズボンと革靴をはいて、ネクタイだけは忘れずにしろ」と読み取るのは普通に考えて無理がある。
というか、そのへんの社会人もこう読み取れるかどうか疑問な気もする。

そういう意味では、企業側が「スマートカジュアルでいいですよ」とか、学校側が「なんでもいいと言われても最低でもビジネスアタイアで行け」とか、大人が引っ張ってあげなければいけない所なんじゃないだろうか。
それを「最近の学生は…」とか言って学生のせいにしてたら大人の威厳失墜ですよオッサン。教えてくれないくせに出来ないと怒るという面倒臭い奴らだなと思われてもしょうが無いよ。


そういったいろいろな部分で大人がしっかりしてこなかったせいで子供たちの大人に対する尊敬とかそういう感情が生まれてないんだと思うよ。つまり自業自得だよ。天に唾してる状態だよ。子供は大人の鏡だよ。


そんなこんなで、大人の未熟さを見つけた一コマでした。