【赤木智弘の眼光紙背】第7回:またか……
そういうことじゃない気がするんだなぁ、なんか。
危険とか、安全とかそうことじゃないんだよたぶん。まぁ、異物混入とか、毒物検出とかとなると話は別だけど。
最近話題になってるのは、賞味期限の切れた食品をそのまま又売りしてるってとこでしょ?
コレは多分あれだ。
気 分 の 問 題 だ 。
賞味期限の切れた物を堂々と売っているのは許せない!しかもちゃっかり金まで取ってやがる!
ってとこなんだよ、ホントのところは。俺はそう思うけどね。
おそらく「この商品は賞味期限が○日切れています。」って表記して安売りしたら多分売れる。売れるし、多分文句も来ない。そんなもんなんだよ日本人なんて。
要するに、悪いことをしている会社が許せない!っていう、個人的で勝手な正義感が引き起こした問題なんだと思うな。だから、たぶん誰も真剣に安全性に関して何て考えてないし、マスメディアも己の正義感振りかざして食品メーカーを叩くことしかしてない。
問題にしてる点も「賞味期限切れ食品の安全性」ではなく「賞味期限切れ食品を販売した会社」でしょ?叩けりゃいいんだよ。そこにある本当の問題なんてどうでもいいんだよ、きっとさ。
日本人の頭なんてその程度。赤木氏の言いたいことはわかるけど、だれもそこまで考えてないのよね。見てるところが全然違うみたい。
最近の日本で如実なんだけど、常に何かを叩いてないと気が済まないみたいだね。この間の亀田とか、食品会社とか、政治家とか。
ネットの祭りとか、炎上とか、いじめとかを批判する人間のすることじゃないよな。だって大概の国民とメディアが寄ってたかって一つの会社なり、人なりを叩きまくってる。確かにそいつらは悪いコトしたんだろうけど、もうココまで来ると只の遊びにしか見えない。ゲームっていうか、叩くこと自体が娯楽になってないか?
これだけ多様化した社会なのに、誰かが決めた正義っていう価値観をマスメディアで流して国民に押しつける(というより上手く操ってる)。それに気づかない国民もバカだし、それを堂々とやってるマスメディアもクソだし。
一体いつまで「みんなと一緒なら怖くない」なんて幼稚で無責任な精神を貫くんだ?日本の国民さん達よぉ。