みんな大好きブラック企業。
何を持ってブラックとするかにもよるけど、大体9割くらいの会社はブラックか、ないしはブラックを掠っている会社だろうとは思う。
低賃金、サビ残、長時間残業、精神的プレッシャーなどなど。
条件は多々あるだろうけど、個人的には全部揃って初めてブラック企業と呼べると思う。なんか最近のブラック企業って言葉は、マジモンのブラック企業に入ったことない人がちょっと仕事の辛い部分を持ちだして”ブラック企業”と呼称しているだけな感じがする。
何が言いたいかって言うと、「お前らはまだまだ幸せな部類です」ってところなんだけど。
とは言っても、自らの不幸を見せびらかす気はサラサラ無い。かつて準ブラック企業で働き、現在はまぁそれなりにラクな会社で働いているオレから言わせてもらえば、「ブラック企業で働き続ける奴は馬鹿で阿呆」だと思うから。
現状を打開しようとしない、改善しようとしない奴がブラック企業ブラック企業と愚痴るのは駄々こねてる子供レベル。
労基にチクる勇気も、辞める勇気もない奴が「オレ大変」アピールされても社会に悪い影響与えるだけです。他の人の足引っ張るだけです。やめてくださいまじで。
ただまぁ、今の社会の回し方に疑問を持つのはいいことだとは思う。この世には無駄な仕事が多すぎる。
ただし、その無駄な仕事のおかげで飯が食えている場合も多々あるので、どっちがいいのかはよくわからんところではあるが。
職歴が既にとんでも無いことになっているオレから言わせてもらえば、この世には「精神的にも肉体的にもキツイ上に毎日終電までサビ残。その上残業代は一銭も出ないしボーナスも全く無い。場合によっては徹夜も多々あり数週間言えに帰らなかったなんてこともしばしば…」な仕事で月給18万しか出さない会社もあれば、「毎日定時出勤定時上がり。忙しい時期は残業もあるけどあって1,2時間。残業代はもちろん出るしボーナスもちゃんと出る。そして何より仕事がラク。」な仕事で18万出す会社もある。
上司に毎日数字のことで怒られまくる仕事もあれば、取り敢えず手を動かしていればいいような仕事もある。
給料の金額と仕事の内容は必ずしも比例しない。給料が安いからといって仕事がラクなわけでもないし、仕事がきついからといって給料が高いとも限らない。めっちゃ給料いい割に大したことしてない人もいれば、安月給で病むほど追い詰められて死ぬ人もいる。
転職しろ、とは流石に言えないけど”転職したこと無い”って人は、自分の常識を疑った方がいいかも知れない。というか、そういう人ほど自分の常識が正しいと思い込んでいて面倒臭かったりもするが。
おかしい部分に気づき、それを軌道修正することにエネルギー注ぎ込めない人は誰かの足を引っ張るのでブラック企業と一緒に消えてもらいたい。
とりあえず、「ラクして稼ぐ」が市民権を得ることを切に願います。
全然悪いことじゃない。商売の基本。安く買って高く売る。
そんな仕事を模索しながら日々とりあえず生きています。
ブラック企業のない社会へ――教育・福祉・医療・企業にできること (岩波ブックレット)
- 作者: 今野晴貴,棗一郎,藤田孝典,上西充子,大内裕和,嶋崎量,常見陽平,ハリス鈴木絵美
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