“優秀な”『半沢直樹』は銀行を辞めるべきか?経営者とサラリーマンの意外な感想ビジネスジャーナル
最近の半沢直樹人気において、日本人の国民性に対して若干の嫌悪感を抱く今日このごろ。
いやまぁ、これが社会人だと言われればそうなのかもしれないけど、これにならなければいけないのかと思うとため息しか出ない。
今、世の中で働いている大人たちは何かしら組織や上司、自分の仕事などに対し大なり小なりの不満を感じていて、なにかあれば反撃してやろうという意識を潜在的に持っているということを、半沢直樹というドラマの人気に見た。
ストレス社会と言われて久しい昨今、不満のないストレスのない人間など居ないということはわかっているから、別にそういう感情を持つこと自体には何も言わない。
それに対してあわよくば反撃でもしてやろうという気持ちを持つことに関しても特に何も言わない。
ただ、なんつーか、それをひた隠しにし、というか ワタシ アナタ スキネー と言わんばかりの態度で日常を生きている人がなんか好きじゃない。
きっと、どっかにのみにでも行けばグチ大会が始まるんであろうが、なんていうか日常にそれを持ってこないのがなんとなく違和感というか。
まぁ、これが本音と建前であり、この社会でのコミュニケーションを円滑に進めるために必要なことであるということはわかってはいるんだけど。
ただなんていうか。「半沢直樹おもしろいよね」って言うような人がなんか嫌というか。
なんていうか、そういう社会や環境を変えようと動くのではなく、そういう環境でそつなく生きることにエネルギーを使うのってなんか違うんじゃないのかなと思ったりもする。
高齢化社会で何十年かしたらこの社会のトップに居座っている人達がごっそりいなくなるわけで。
しかしそれはチャンスで、俺達が今から何か変えるための行動をしていけば、その人達がいなくなった後に俺たちがこの社会を握れるとは思わないのかなと。
だから今の20代30代はそれを見据えて生きていくべきではないのかなと思ったりする。
逆に言えば、それを考えずに今を生きることばかり考えていては俺達が老人になった時に、この社会はクソだなって若い子たちに言われてしまうわけで。
そういう意味で、半沢直樹おもしろいねーとかのんきなこと言ってないで、30年後にどんな社会にするのかということにエネルギーを使ってほしいなと、オレは思うわけです。