大切なものほど。いとも簡単に手元から転げ落ちてしまう。
地面に叩きつけられ、元の形がわからなくなるまで粉々に砕けて初めて。その存在の重さに気づく。
すぐ手元にあるからと。つい油断して、その手を緩めてしまう。
もう落としたくないから。粉々に砕けたソレをもう見たくないから。だから持つことをやめてしまうのは、単なるの逃げなのだろうか。
例えなくなるとわかっていたとしても。いざなくなってしまうとちょっとさみしい感じもしたり。
さぁこれで一体何人目だろうね。一体何回おんなじ様なことを繰り返しているのだろうね。