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”普通”が一番やばい時代になった

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なんか久しぶりに「そう!そう!」って思ったので紹介したい。

読んでほしいので要約とかしないけど、一言で言えば「普通思想はなぜヤバいのか?」

こっちのほうがピンとくるかもしれない。

 

僕らは普通という言葉を今まで普通に使ってきた。

ただそれは、みんなが同じ音楽を聞き、同じテレビ番組を見、同じマスメディア媒体から同じ情報を仕入れ、昔からやってきたことを同じように続け、普通に生きてきた。生きてこれたからだ。

みんなが同じこと、同じものを知っている。同じ生き方で同じものを食べて、って感じでとにかく”みんな”の中での共通項っていうのがものすごく多かった。

だからこそこれまでの時代では”普通”という言葉や常識という言葉が地味にとても大きな存在感、パワーを持ってきた。

そうしていれば成功する。そこから外れれば失敗する。そんなわかりやすい時代だった。

 

 

だが今の時代はどうだろうか。共通の話題、探すの大変じゃないですか?

普通を普通として生きてきた上の世代はあまりそうではないかもしれない。年配の人達は”普通”という生き方しか知らないし、今でも”普通”でこの世界を生きてる。

しかし今の時代はどうだろうか。僕だけなのかもしれないが、職場や友人といった手の届く範囲の人間関係で共通の話題で話ができる人なんてほぼ居ない。僕があらゆる面でマイノリティ的であるということも原因として十分にあるのだけれども。

だからこそ、若い子達は皆こぞって”同じもの”で盛り上がっているんだなと思った。そうやって強制的に右へ倣えの流れを作らないと、今の時代共通の話題なんて作れないし、群れを作ることも維持することも出来ないのだろう。

 

 

昨今では中流階級なんてのはとうに崩壊し、金持ちか貧乏かのほぼ二択だ。まだ完全に崩壊していないので文字通り中流階級な人達も当然居るが、みんなが中流なんて時代はとうの昔に終わっている。

LGBTという言葉が浸透したのもここ数年の話だろう。もはや性別だって今の時代男と女の2つだけではないのだ。

 

 

多様性と普通。これらは相反する言葉だ。

皆が同じテレビを見ていた時代はもう終わったのだ。

共通の何かで集まれる集団、というものの規模がどんどん小さくなっていき、過半数を占めるような大きな集団というものはもはやこの世から消えた。

世界はマイノリティとマジョリティの世界から、多数のマイノリティの世界へと変わっていった。

”みんな同じ”が当たり前の世界から”みんな違う”が当たり前の世界になる。

つまり今までは同じであるということが普通という言葉の意味であったが、これからの時代は違うということが普通になる。

 

そんな世界の中で「同じ」という意味で普通という言葉を未だに使い続けている人達が今の時代一番やばい人達であると。そういう話である。

そして過去の生き方や世界から、普通が正しいと思い込み他者に普通であることを要求する。

普通が大多数であった時代ならともかく、今の時代では客観的に見ればそれは単なる押しの強いウザいマイノリティでしか無い。

もともとマイノリティだった人は主張が通らないことを身を以て体験しているので他者に押し付けるようなことはしないが、元マジョリティは自分たちがメインストリートとして生きてきたせいで自分が正しいと思いこんでいる。それに、そうであると思い込みたがっている。

 

よそのマイノリティが認められた時、自分たちの立場が危うくなるから自分たちの主張を他者に押し付け同族を増やそうとする。

もともとマイノリティは、よそのマイノリティが認められた時、自身のグループも同じように認められることにもなるので積極的に他者を認める。

そう、紹介した記事にはあった。なるほどである。目からウロコである。

 

今の時代、普通という言葉に囚われ、自身の主張を押し付けてくる人達には要注意だ。彼らはメインストリートだと思いこんでるから引かない。もうとうの昔にシャッター街になっているというのにそれに気づくことはない。全力でスルーしよう。

普通という言葉を使ってきたら要注意人物だ。

 

”普通”が大手を振って道のど真ん中を闊歩する時代は終わったのだ。

 

 

 

 

 

目からウロコといえば同記事内にある考え方コピペも目からウロコだった。

僕は以前職人の元で修行していたことがあるのだけれど(1年でクビになったが)、彼らはまさに考え方コピペで生きてる人達だった。生きてた、じゃない。生きてる、ということにびっくりしたのを覚えている。

上の人がやってきたこと言ってきたことを丸々コピペして生きている。この人達は自分の頭で考えるってことをしないのか?!と思ったくらいだ。わかりやすく言えば昭和、いや戦後からバブルくらいの生き方で今も生きてる。

そこに疑問を感じてしまうからこそ僕はクビになったのかもしれないが。

 

「普通がいい」という病 (講談社現代新書)

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