ホビージャパンの人が転売容認発言で燃えてますな。黙認と言うか、見て見ぬ振りされてきた転売屋も、最近の反発を見ると手を広げすぎて敵を増やしすぎてきたなという感じがします。
僕の趣味範囲だと、SHフィギュアーツ真骨彫あたりが一番被害被ってるところでしょうか。クウガ、アギト、カブト、響鬼までは普通に買えましたがそれ以降は一個も買えてません。
まぁ買えなさすぎて買うの諦めてたってのもあるんですが。
で、久しぶりにティガとトリガーがほしかったので予約合戦に参加したのですが、秒でなくなる、というか始まる前にもう終わっていた状態で「今こんなにやべーのか」と転売屋の影響をまざまざと感じさせられる一件でした。
でも個人的にはそろそろピークは過ぎたんじゃないか、と思っています。
例えば戦隊や仮面ライダー玩具。あれらは季節モノなので今までであれば放映が終わったら買えなくなっていた商品でした。
でも今は転売屋価格ではありますが大体10年前の商品ですら金さえ出せば買えます。
僕ら消費者目線からするとこれは「プレ値付けやがって」とイラつくところですが視点を変えれば「10年前の商品が未だに在庫として残っている」ということです。
現状では消費者の「高くてもいいから欲しい」という欲が「高値をつけて儲けたい」という欲を上回っているので転売屋は儲かっています。
が、そろそろこのバランスが逆転しているように見えます。
例えばランペイジガトリングプログライズキーなんて新品で19店舗、定価以上の高値をつけている中古で29店舗在庫をダブつかせています。
つまり「高い金出すくらいなら要らないや」と言う人が増えている証拠です。
転売屋が利益よりも損失が上回り始めてきているんじゃないか、と僕は見ています。
そろそろ転売屋がしこたま蓄えた在庫品も経年劣化の影響を受け始めるような時期でもあります。
政府がなにか対策をしてくれることを望みますが、最悪何もしてくれなくても一旦は潰れていく方向に流れていくだろうと見ています。
だからといって安心というわけでもないし、欲しい物が手に入るわけでもありませんが、現状転売屋の未来に暗雲が立ち込め始めた、と思うだけでも多少精神衛生上はいいかなと思うのでこんなことを書いた次第です。
そうして奴らが潰れた先には、奴らが独占していた在庫が放出されることになるので、その時に欲しかったものが手に入るかもしれません。
そんな一抹の希望を持って、僕は今日も「転売屋消えてなくなれ」と呪詛を唱えるのです。